kozyonikkiのブログ

どこか知の旅に出たときのことを書いていきます。

悪くない経験を積んでいるのだと言い聞かせる

休学準備を始めました

カッコウの鳴かない、桜は5月中旬まで咲いている土地から逃げ出した。小学生のときから毎年やっていた花壇にスナップえんどうを植えること、ダメさを受け入れて笑ってくれる環境へ向かって。 当初の目的は精神科に受診すること。診断結果は「適応障害」だった。

私の...

大学生活に当てはまるポジティブ単語はいくつあるだろうか。無気力、他人との活動力比較、自責、不安、現状維持の選択。 数学語と物理語の世界を旅し、〇〇エンジニア、ロボットに関わる人を拝む予定だった。ストレートに卒業、復習、予習、課題、出席、テスト、成績、不安。これらを解消すれば自分を認められるとか幸せだとか楽しいは生まれてくると待っていた。休日も不安解消に明け暮れ、洋服を買う、外食するのは1ヶ月に1回できればいいほうだった。

診断を受ける3週間前のこと

最初の異変はスマホでアニメや動画を見ると大学社会に帰れないこと。 寝落ちから起きては美味しんぼ、起きてはリーマンズクラブ、起きてはシャーマンキングである。 主人公とその周りの行動にぐっと来た気持ちを23時以降にレポートにぶつける日々。
次はお風呂。人と合う前日以外入らなくなった。
次は掃除、洗濯、皿洗い。着る服が無いから外出しないこともあった。
次はご飯。動くのがめんどくさい、使える皿、フライパン、包丁がないから作らなかった。 電子レンジとインスタント食品、甘い飲み物、お菓子を開ける音を何度も聞いた。 食べ物が枯渇してもコンビニ、スーパーに行くのもめんどくさい、食欲も感じないという理由からスプーン、箸を握る回数が1日2回あれば良い方になった。 そうして2回目前期中間試験とレポートをサボった。美味しんぼをつけっぱなしにしながら。

こうなる前にできることはあったはず

カウンセリングに行って無気力なことアニメ、動画を見始めると止まらないことを話した。 「他の大学生でそういう生活の人もいるから大丈夫だと思いますよ。」、「ちょっと真面目すぎるんじゃないですか?」、「寝れば良くなると思いますよ。」というような内容だったと思う。 この言葉を受けて、テスト近くなれば嫌でもやると信じていた。

こうなった言い訳をしたい

自分の居場所の理想は、ラジオのリスナー的存在を許してくれる環境である。大学のサークルに幽霊はあまりいらないかもしれないと思い込むことで人間関係を作る挑戦券を破った。 ものづくりサークルに入っていたこともあったがミーティングが多すぎる、作業の全体がわからないため棒人間になる、余裕のない心よる同世代の雑談が聞けないなどという言い訳をついた。 また大学の授業の7~8割程度がオンライン授業のため、対面で聞こえるであろう「俺、このレポートまだやってないわ。」、「あの先生って〇〇だよね。」といった声が入ってこないのは個人的につらい状況だった。 自分だけできない訳では無いと認知できる材料が少なかったのがつらかったのだろう。
認知のゆがみを修正できる機会を自分自身探し足りなかったのだ。

病院での断片

診察を受ける前にある本に出会った。苫野一徳さんの「勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方」という本である。
自分が読み取ったことを書くと以下のようになった。
・「勉強するのは何のため」の答えは個人で違う。
・個人にあった納得解こそが答えである。

精神科の先生に「自己成長、自分から自主的に取り組んでいる、楽しんでいるという感覚のある勉強をしたい。」と本を片手に伝えた。
「今の勉強は(あなたにとって)身にならないのですね。」と認めてくれた。他にも「(今の環境に)無理に適応しないでください。逆に今より生活が良くなるチャンスだと思ってください。」、「今は休みましょう」、「ポイント・オブ・ノー・リターン(回帰不能点)は超えてないと思います。」、「継次処理が苦手ですね。(同時処理優位)」、「短期記憶が苦手ですね。」と言われた。

先生の言葉を今の自分が解釈すると以下のようになった。
・現状のまま大学に戻っても生活できない
・学科変更も視野に入れても良いのでは?
・休みつつどうしたいか考えて行こう

答えを見つけるためには何か楽しいと思ったことに飛びついて、行動しながら考えるのが良い気がする。 休学中期間はこれを意識したい。

参考になったもの、なりそうなものまとめ(個人的メモ)

・「樺沢紫苑先生の動画、本」 (特に休息についての動画)
・苫野一徳さんの「勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方」
勉強するのは何のため?|日本評論社 ・同時処理の物事の取り組み方
ケーススタディ | 練習に取り組もうとしないMさん | 特別支援教育のトビラ

休学中に取り組む課題について(個人的メモ)

・大学どうするのか
・自己分析(心の消費、充電について理解を深める)
・休日(ほぼ毎日)の過ごし方
・規則正しい生活
・英語勉強
・アイデアを形にする力

最後に・まとめ

心の大半は「こんな自分でごめんなさい」という気持ちが占めている。でも「ジョブズがいなくてもアップルは成り立っている。」とカズレーザーさんが言っていたことを思い出したり、「ストライクゾーンが人より狭いだけで、あなたにあった場所はあるはず」、「自分を卑下する時間があったら何か動いてみたら?」と母に言われたのを思い出した。親よりこどもが弱っていく姿を見せている現状がとても悔しい、せめて今日やったことを笑いながら話せる状態まで回復していきたい。